いざ痙攣性発声障害症状の改善へ向けて!を計3回に渡ってお届けしてまいりました。少しでも何かのお役に繋がっていましたら…嬉しいです…っっ!!
今回は「まとめ」という事で、文字通り一旦このシリーズのまとめになります。
おさらい又は全く何のことやらサッパリの初見さんは下の過去記事より辿ってみて下さいませー。
其の1:ボイストレーニング編

其の2:鍼灸編 パート1

其の3;鍼灸編 パート2

目次にゃ
痙攣性発声障害の症状 今ある?ない?
発声障害に有効な
ボイストレーニング
×
ジストニアに有効な鍼灸
の力をお借りした結果、たまの痙攣性発声障害の症状は今…
けど、たまの喉と声はかなり改善しました!だって、だって、だってー!!ボトックス注射を打つ前の症状として強く出ていた
24時間二重音声でお届けしています状態
声の震え(声帯周辺筋肉の痙攣)
ダミ声
の症状はありがたいことに再発してません。
喋りにくさ
地声での発声
声のボリューム(声量)
に関しましては、症状はあるにはありますがだ~いぶ良くなってます。
特にこの症状が表れやすいのが月経時。
月にもよりますが月経の影響により喉が締め付けられ、声がやたらと詰り、喋りづらくて仕方ないことがあります。あと緊張時ね!それ以外にも「おや?」と思う時もありますが、まぁ、完治はしていませんのでね(笑)
で!どぉぉぉ~しても再発してほしくなかった「24時間 喉締め付けの刑」「24時間 二重音声でのお届け」「声の震え」「ダミ声」は狙い通り防止できたことにたまは本当に感謝しております!
痙攣性発声障害者がボイストレーニングを受けた意味
じゃあ「声の詰まり」「喋りにくさ」「地声での発声」「声のボリューム(声量)」の方はもういいんかい!?と疑問符が浮かんだでしょうか?!
こっちに関しましてはなんとかコントロール可能だったりします。
そのためにボイストレーニングを受けたんじゃあ~りませんかぁ♪とは言え、そう簡単なことではないですがね…えぇ…決して簡単ではありません(笑)!!
それにひきかえ先述の症状は自身でコントロール不可能です。痙攣が自分の意思で止められるならこの世に痙攣と名の付く全ての病名は存在しません。意識とは無関係に不随意運動してしまうのが痙攣症状です。
ですから、これらの症状をボトックス注射で強制的に一度リセットし、再び活動再開するまでの短期間のうちに発声を見直し、声を再構築しようとたまは考えたのです。正しい発声を学ぶことで痙攣性発声障害の再発を回避できるのではないかと踏んで…。
発声障害者によるボイストレーニング受講の心得(たま流)
たまがボイトレに通っていた時に心掛けていたことです。
其の1
まっさらの状態で指導を素直に受け入れるべし
其の2
レッスンで習ったことを即実生活で実践するべし
其の3
今までの発声法を完全消去すべし
其の4
過去の己の地声は完全消去すべし
これをベースに本気で全力で打ち込みました。
何故ならば…
貴方は痙攣性発声障害になってしまってから
声が出しづらくなりましたよね?
声が出なくなりましたよね?
それでも頑張って頑張って、全身に力を入れて喉に力を入れて何とか声を絞りだす努力をしましたし、し続けましたよね?
たま自身も同じです。
その頑張って声を出し続ける行為を続ければ続けるほど本来の発声法ではなくなっているのです。
出ないから違う方法を駆使して声を無理やり出す…それがたとえ間違った発声だったとしても。その時は既に本人の中で発声法が「正しい」「正しくない」ではなく声が「出る」「出ない」のジャッジになってます。
その間違った発声法でしか喋れないことでやがてそれが悪癖となり(本人は無意識)、ボトックス注射を打って一旦は症状が解消されたとしても発声法は間違ったままなので注射の効果が切れれば症状は復活…。
と自身に誓ったのです。
なのであの「たま流、心得」なのです。
もしボイトレを現在受けてらっしゃる方、受けようと検討中の方へ敢えて申し上げます。
レッスンを受けている時だけ頑張っても意味がないです。その時間だけ頑張ったところで思うような改善は難しいでしょう。
喋ることは日常です。だったら日常で習った事を実践しなければ改善へは繋がりません。
通っても効果ない、と指導者のせいにする方も中にはいらっしゃいます。が、もしかしたら原因はソコにあるかもしれません。ボイトレにて“治してもらおう”“レッスン受ければ改善するんだよね”と受け身の考えならば受講は止めておいた方が良いです。
繰り返しになりますが、受講するのであれば
間違って身についてしまった今の発声法を捨てる
今までの声ではなく新しい自分の声を構築していくイメージ
まっさらな、素直な状態で正しい発声方法と向き合う
習ったことは素直に即実生活にて実行
指導者を信じてついてゆく
です。ただし!!
実際にお試しレッスンや体験レッスン等があるなら受講してみて自分に合っている合っていないの確認と、この先生のレッスン・先生自身を信じて付いて行けると思えた場合のみ
痙攣性発声障害や発声障害を認知・理解していない指導者はNG。「お腹から声だせ」なんてもってのほか!間違った指導は逆効果なので見極めに要注意
はじめは声を再構築していくことに違和感が半端なくて気持ち悪くて「今までの自分の声と違う!!」とイチイチ反発しそうになりますが、周囲の人からしたら自分が感じているほど声質が変わったとは思わないようです。
てか、そもそも他人の声なんてちゃんと記憶してないんじゃないですかね(笑)
だからこの世でオレオレ詐欺がまかり通ってしまう訳ですよ。肉親の声すらうろ覚えなんですもの、赤の他人なんて尚更ですって!気持ち悪いと違和感を覚えるのは自分だけのようです。
痙攣性発声障害診断から1年以上経過した今
なんか、かなり厳しめな口調で語ってしまいすみません(汗)
ですがそのおかげでたまは、「声の詰まり」「喋りにくさ」「地声での発声」「声のボリューム(声量)」らをSD発症時に比べたらコントロールできるようになりました。
いや、まだむずいですけどね!
毎回うまくいく訳ではないですけどね(笑)!!
今回、去年のボトックス注射を打つ前に録音した自分の声を聞き返しましたけど
震えてるし途切れてるし弱々しいし自分で自分が可哀そうになっちゃいました~。と、同時に、頑張った!たまえらい!!とも思いました(笑)
それもこれも、ボイトレの先生と鍼灸院の先生のお力添えがあったからこそです…。
きっと今もどこかで「喉が…おかしい」「声が出しづらい…」と理由も分からず初期症状に苦しんでいる方が居るかと思うと心苦しいです…。
或いは完全におかしい事は分かっているけど病名までたどり着けず「未だに何でか原因がわからない」と嘆いている方もいらっしゃるでしょう…。
何らかのキーワードでたまのブログや他の方の情報へ辿り着き気付きのきっかけになれば良いなと思ってます。
たくさんの完治・根治困難な病含め、痙攣性発声障害も将来完治・根治可能な病気へとなるよう医療のますますの発展に期待するばかりです。
潜在的に痙攣性発声障害の患者数は2万人におよぶと推定されているそうなので、1人でも多くの方に知って頂き理解を得れる世の中になればとっても嬉しいです。
少なくとも痙攣性発声障害を患った自分の周囲でもし誰かが発症したとしたら初期症状で「もしかしたらソレは…!」とイエローカードを素早く出せるのでそこはお任せあれです!いや、ならないのが一番ですけどね!
痙攣性発声障害・発声障害を患っている方、一緒に力み過ぎずに共に歩いていきましょう。また、ご家族・友人、知人・パートナーが患わっているという方、よき理解者として寄り添い支えて差し上げて下さいませ。まだまだ理解されにくい病気のため何気なく放たれた他人の言葉で傷付くことが多いので。
これらの内容は自身が感じた事・思った事柄であり人によっては当てはまらないと感じる方もいらっしゃると思います。あくまでワタクシたまのなりの見解により行動を起こした経緯であり体験談です。参考程度にお受け取り下さい♪